鹿児島県隼人町にある日当山(ひなたやま)温泉。ここは、あの「西郷どん」ともゆか
りが深いようです。あ、「西郷どん」と言っても、「えみりのパパ(=輝彦)」ではあり
ませんのであしからず。西郷隆盛について詳しく知りたい方は、猪飼隆明著「西郷隆盛」
(岩波新書)をご覧ください(猪飼先生、宣伝しておきましたよ!)。
日当山温泉「西郷どん温泉」入口
(右は坂本龍馬…らしい)
日当山温泉の中の「西郷どん温泉旅館」、今回の訪問先です。泉質は「炭酸水素塩泉」、
入浴料は250円です。入口には、西郷隆盛と坂本龍馬の水墨画(?)が。どうやら坂本
龍馬も、日当山温泉に訪れたことがあるみたいです。
宿泊施設と浴場は別の棟になっており、浴場のある建物にも、七福神らしき人物が「人
生七転八起」「美人の湯 いい湯だな」との台詞とともにこれまた水墨画っぽいタッチで
描かれています。どういう意図で書いているのかはよく分かりませんが。
浴槽は内風呂のみ。広さは畳4畳ぐらい。入浴しようとすると、先客1名がちょうど出
てくるところでした。とりあえず、挨拶をしてかがり湯をすると・・・めちゃめちゃ熱い!
内風呂は真ん中で仕切りがしており、上湯と下湯と分かれている状態です。あと、飲泉場
があります。口に含んでみます。味は・・・よく分かりません。
内湯と風呂椅子と洗面桶(K氏作)
あまりのお湯の熱さに、5秒浸かって、すぐ出る。「西郷どんはこんな熱か風呂にも平
気で入っとったわけでごわすな。」(めちゃくちゃな薩摩弁)と思っていても、熱いもの
は熱いです。
浴槽との出入りを繰り返し。傍からは「暗黒舞踏」を演じているようにしか見えないか
もしれません。すると、先客が、「熱かでしょう。赤いレバーで水が出るからうすめたら?
俺も熱かったけん。」と親切なアドバイスがありました。あ、やっぱり?
そうじゃないとゆったり浸かれません。で、入浴した感想ですが、お湯の熱さと、お湯
を水で薄める労力で疲れてしまって、何もかも忘れてしまいました。なお、循環式ではな
く、かけ流し式なのでお湯の質は良いと思います。あと、体力の消耗は激しいです。
(入浴日:2003年9月27日)