日当山温泉郷にある「じゅじゅどん温泉」です。今風に書けば「JUJUどん温泉」ですが、アーティス
トのJUJUとは全く関係がありません、おそらく。「じゅじゅどん」とは「侏儒どん」のことで、島津家に
仕えた知恵者・徳田大兵衛の愛称(?)です。知恵者、いい響きです。このフレーズどこかで聞いたことある
と思ったら、「太○胃散、いい薬です」に似ています。そんなことはどうでもいいのですが、場所は、日当山
郵便局の近く、「スパホテルYOU湯」の天降川を挟んだ西側にあります。温泉近くの堤防沿いには「侏儒どん」
の像や「じゅじゅどん橋」があるので、散策にはいいかもしれません。
「侏儒どん」像 → 天降川堤防沿い(徒歩5分以内)にあります。
施設入口横にある張り紙には…いやここでは触れずにおきましょう。どうやら、オトナの事情のようですので、
忘れてください。ワタクシも見なかったことにします。ここは組合制をとっている公衆浴場で、組合員以外の入
浴料は200円、営業時間は7:00〜21:00までとなっています。
「じゅじゅどん温泉」・施設外観
→ 入口は右側
施設は思いのほか(失礼)綺麗で、浴槽は内風呂ひとつ(約3×1.5m)に上湯、下湯、寝湯と分けられ
ています。脱衣所に効能書はあります。ちなみに、この効能書、適応症の所に「マムシ喰」とあったり、
「ヒステー」と書いてしまった後に、あわてて「リ」を付け加えたとしか思えない「ヒステリー」があっ
たりなどなかなか趣を感じます。しかし、効能書の看板自体はきれいですが、泉質、泉温などは記載しておら
ず、おそらく別にあると思われる新しい成分表が発見できませんでした。
脱衣所の「効能書」(一部)
→「ヒステリー」の「リ」はやっぱり…?
よって、泉質はよく分かりませんが、「スパホテルYOU湯」と同じ、ナトリウム−炭酸水素塩泉かと思われ
ます。お湯については、「つるつる」です。とにかく浴室が滑る滑る。特に寝湯については、入るコツがつかめ
ずに、自分の意思とは無関係に、頭まで入浴してしまいます。下手すると溺死。お湯はぬるめなので、入浴に
慣れると長く浸かることができます。
「じゅじゅどん温泉」・内風呂
→ 左が「下湯」、右が「寝湯」
ちなみに、「侏儒どん」は、餅を喉に詰まらせて亡くなったそうです。温泉好きは温泉で溺死が本望…?
それも、バラードのように眠って…(by少○隊)。いや、温泉好きだからこそ、温泉では他人様に迷惑
をかけ、新聞の社会欄に掲載されるわけにはいかないので、少々溺れても慌てず、騒がないオトナになろ
うと思います。
(入浴日:2012年1月7日)