尾八重神楽の舞
7 | 平成15年11月22日(土) 晴れ 4/2クロ 5度 | ||||||
地域 | 西都市尾八重 | ||||||
行程 | ◇11月22日(土) 18:00自宅発−自家用車− 19:30尾八重神社着ーNA生家ー 22:40尾八重神社発ー 23:55自宅着 |
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食事 | ヤマメ6匹(囲炉裏の焼き魚)、フナの刺身、ぜんざいなど | ||||||
温泉 | なし | ||||||
参加者 | NO、TO、NA、O、E、MI、○○ |
10月の全国大会での式典、懇親会のアトラクションとして西都市尾八重地区の方々(尾八重神楽保存会)に神楽(宮崎県指定無形民俗文化財)をお願いし、好評であった。11月の神楽の季節となり、今度は私のほうが参加する立場となって、22日の夜神楽を見に行った。 尾八重は林道を15KMと書いてあったが、夜中の林道は不安である。地図を片手に、また前を走る車を頼りに、闇の中を手探り状態でひたすら走る。今回のホストNAさんの案内では簡単そうであったが、初めての闇道の30分は長い、途中の交差点を確認しつつやっと到着、神楽はすでに始まっていた。 □ 神楽・・・ こんな山の中では、参加者は少ないだろうと思っていたが、尾八重小中学校跡のグランドは駐車でいっぱいで、観客も多く、最前列はカメラの列であった。 先ず、尾八重神社に詣でた後、神楽のメンバーの一人に全国大会でのお礼を言う。当然のことであるが、現地での本物がいい。周りの空気、景色、観客、舞手、演出、進行などステージ舞台ではとうてい再現できないものである。
尾八重神楽は11月22日から23日(午後7時〜午前10時)にかけて、尾八重神社例大祭に33番構成で尾八重神社境内で奉納される。 神楽の始まりは保安2(1121)年、尾八重湯之片を安住の地と定めた壱岐宇多守によるとされている。また、ある古老によると「チッコ伝」ともいうが不詳。ともあれ修験色が濃厚で、各所に山伏特有の鎮魂動作が見られる。 米良系の神楽であるが、同じ東米良山の銀鏡神楽とは趣を異にしている。ただ、地主神(土地神)的性格の神々が出現することは変わらない。 尾八重神楽独特な舞い振りとして、通称「鳥飛び」がある。これは白衣・白袴に素襖をつけ、毛頭<山伏六角型という兜巾(ときん)の変化したもの>をかぶり、爪先を立て、順(右)、逆(左)、順(右)と、神屋をかけめぐる足の運び方であり、明らかに修験の影響を示すものである。 □ 囲炉裏 焼き魚・・・ 次にNA生家で囲炉裏をかこみ、ヤマメの焼き魚とフナの刺身をご馳走になる。地元の人の語らいはおおらかで、ほっとする、NAはもう尾八重には住んでいないがこの雰囲気、尾八重の風景が好きでよく帰ってくるのだろう。生家を別荘代わりに使っているようであった。 帰りにもう一度神楽を見、帰路に着く。帰路は思っていた以上に短い時間であった。 <NO> |